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ニオベ(SMS Niobe)は、ドイツ帝国海軍が第一次世界大戦前に建造したガツェレ級防護巡洋艦の1隻である。本艦は第二次世界大戦前にユーゴスラビア海軍に売却され、練習巡洋艦として運用されたが第二次世界大戦中にイタリア海軍に鹵獲され、その後に再びドイツ海軍で運用された稀有な艦歴を持つ艦である。 == 艦容 == ドイツ海軍時代の本艦の船体形状は水線下に衝角を持つ平甲板型型船体を採用している。全く傾斜のない艦首甲板に「10.5cm(45口径)速射砲」を防盾の付いた単装砲架で、1・2番主砲を並列配置で2基、その背後に中段に探照灯台1基を配置した単脚式の前部マストと、司令塔を組み込み、両脇に船橋をもつ艦橋が立つ。船体中央部には2本煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、2本1組のボート・ダビッドを片舷3組の計6組により運用される。その舷側には舷側に等間隔に設けられた張り出しに片舷3基ずつ10.5cm単装砲が配置、2番煙突の背後の単脚式の後部マストが立ち、後部甲板上に後ろ向きに3・4番主砲が後向きに背負い式配置で2基の順である。 ユーゴスラビア海軍に売却後、本艦は砲術練習艦へと改装された。外観上の変更点は衝角のついた艦首は若干傾斜の付いたクリッパー型艦首へと整形され、武装は全て撤去されてシュコダ製「8.35cm(55口径)高角砲」を主武装として単装砲架で1基を配置、前部マストは三脚型に更新され、艦橋構造も大型化した。舷側甲板上には8.35cm単装高角砲が片舷2基ずつ配置された。簡素な後部マストも前部マストと同じく中段に探照灯台を配置した。 後部甲板の中部に後向きの8.35cm単装高角砲を1基配置した。他に甲板上に4.7cm単装速射砲が4基と15mm単装機銃が2丁が装備された。イタリア軍に鹵獲され「カッタロ」と改名されてポーラ軍港でオーバーホールを受けた時に15mm機銃はブレダ社の2cm単装機銃2丁に更新された。更にドイツに鹵獲されて「ニオベ」に復した際にドイツ製2cm単装機銃が新たに追加された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニオベ (防護巡洋艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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